こんにちは。
新垣覚です。
こうやって読んでいただき感謝しております。
少しだけ前の視点で現在を見ると
驚くような事がたくさんあります。
例えば私は音楽が好きなのですが昔の
ミュージックビデオを見ると
笑ってしまう事があります。
あんなに当時は熱狂したはずなのに。
例えば髪型だったり・・・
ミュージャンが使用している楽器だったり・・・
ビデオのストーリーだったり・・・
けっして昔をバカにしたりキライになった訳ではありません。
むしろこんな昔でよくこれだけのクォリティの作品を作ったなぁ・・
と感心します。
なぜ笑っちゃうのか?
それはパラダイムが変わったからです。
パラダイムってよく聞いたり使われたりしますが
本来の意味は広範なものです。
私は10数年前に
「パラダイムの魔力」
ジョエル・バーガー著 日経BP出版センター
という本を読んでいて今でもたまに読み返すのですが
著者のジョエル・バーガー氏は
パラダイムとはルールと規範であり
(1)境界を明確にし
(2)成功するために境界内でどう行動すればよいかを教えてくれるもの
と定義しています。
当時のルールではOKだったり、あたりまえだった事が
今ではもうNGだったりあたりまえでなくなっているから
笑ってしまうんです。
前提としてパラダイムが変わったつまり
パラダイム・シフトが起きた事を私たちは知っているのです。
前述のジョエル・バーガー氏はパラダイム・シフトに
関してこう書いてあります。
パラダイム・シフトとは新しいゲームに移行すること、
ゲームがすっかり変わってしまうこと
分かりやすいですよね。
そもそもゲームが変わるのです。
子どもたちを見ているとよくありますよね?
ボール遊びをしていて最初は野球らしき事をしていたのですが
今度はサッカーみたいな事を始め、まだ野球モードの子は
着いて行けずにやんや言われる訳です (^_^;)
あれはある瞬間にゲームが変わったのです。
そして変わった事が分からない人は置いてけぼりになり
はじき飛ばされ途方にくれるのです。
良し悪しは別にして最近のガラケーからスマホへの移行もそうですね。
世の中の色んな仕組みがスマホ基準になってしまいました。
パラダイム・シフトについていけないガラケーユーザーは
スマホへ移行するか?ガラケーと他のモバイルを併用するか?
もしくはどちらも選択しない=世の中の新しいルールに参加しない
という選択を自然に迫られています。
私たちが意識しようとしまいとレンズを変えて世の中を見れば
パラダイムが歴然と存在しているのです。
今は小さな枠でのパラダイムを見ていきましたが
世界的な目で見れば色んなパラダイム・シフトが
起きていますよね?
・インターネットの普及
・インターネットとインフラの融合
・テロの世界的拡散
・AI(人工知能)が生活に入ってくる
・イギリスのEU離脱を始めとする国の形た国境
・色んな技術の組み合わせされ車の自動操縦実現
・ドローンによる宅配技術
・SNSを利用した国境なきコミュニケーション
・ゲーマーを外に釣れだしたポケモンGO
etc・・・・
たくさんのパラダイム・シフトが起きています。
このようなパラダイム・シフトは少し前ではありえなかった事や
実現不可能と思われていた技術的な壁、思想的な壁、モラルの壁
など色んな壁がありました。
調べてみると・・・
あなたに朗報なのはそのような壁をぶち壊してきたのは
常識に囚われない素人(もしくは素人的な考えの人)が起こしている!という事。
けっして専門家やプロフェッショナル、業界に精通した人だけではないのです。
あなたの視点で異業種を見た時に
“あぁこれはもっと改善できるけれどな・・”
“これは全然良くないぞ”
“これを導入したらもっとうまくいくぞ”
と想った事はありませんか?
そうなんです。
先ほどの子どもたちの遊びの話ではないですが
ルールの中にいるとそれ以外のルールは見えないのです。
そして場合によっては自滅の道をたどる。
何は言いたいか?
あなたはパラダイム・シフトを起こす可能性があるのです!
別に持ち上げていないですよ。
本当にそうなんです。
だから今日これからは常にパラダイムを意識してほしいです。
そして自分ならどう改善させるか?妄想してほしいのです。
自分の業界では常識があなたのアイデアをつぶすので異業種から考えると良いです。
パラダイム・シフトを起こしてみませんか?
最後にジョエル・バーガー氏のあの言葉をもう一度採り上げます (^_^)
パラダイム・シフトとは新しいゲームに移行すること、
ゲームがすっかり変わってしまうことジョエル・バーガー