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起業家は「被害者意識」は捨てなくてはいけない

 

こんにちは。
10年後も笑顔!の起業家を育てるコンサルタント新垣覚です。
ビジネスは継続する事が大事です。
しっかりと基礎を固めながら10年続く足腰の強い本物のビジネスをしませんか?

私は「貯金ゼロ」「人脈ゼロ」「資格なし」の状態で起業して今年で10年目を迎え、全国にクライアント様をもつようになりました。まずは6か月かけて「自分の人生の大切なものを最優先して稼ぎ続ける起業家」に進化しませんか?

 

時々、起業家志望の方と話をする機会があるのですが、希望に燃えているポジティブな人も多い反面、「会社からひどく扱われているから」「自分は正当に評価されていないから」という被害者意識が大きい方がいらっしゃいます。

 

実は、私も起業当初は「会社が悪い」という被害者意識が強かったです。今となっては恥ずかしいですが・・・

 

今回は、意識的、無意識の中に潜むビジネスでの被害者意識の危険性をお伝えしたいと思います。

 

なぜ被害者意識をもつのか?

Gigazineというサイトに専門家のこのような指摘が掲載されていました。

 

イスラエルのテルアヒブ大学で心理学について研究を行うギャベイ氏は、「自分は対人関係における犠牲者だ」という感覚をどれくらい長く保持し続けるかに関する性格特性「Tendency toward Interpersonal Victimhood(対人関係における被害者意識に対する傾向、TIV)」と呼ばれる概念について研究を行う人物。TIVという性向について、ギャベイ氏は「4つの要素がある」と解説します。

1つ目の要素は「被害者が加害者だけでなく社会全体に認知されることを執拗に求める」という点で、2つ目は「被害者が道徳的に優位であり、被害者以外の人間は道徳的に劣っていると見なす」という点、3つ目は「被害者は自分勝手な行動をとる権利があると考える共感性の欠如」、4つ目は「自尊心を傷つけられられたエピソードについて延々考え込んでしまう後ろ向きな傾向」です。

ギャベイ氏は「仕事の同僚からネガティブなフィードバックを受け取った際にどう考えるのか」という調査を実施し、被験者のTIVと復讐心についての関係性も調べています。この調査によると、TIVが高い(=被害者意識が強い)人ほど復讐心が強いだけでなく、「許そうとしない気持ち」まで強かったとのこと。

 

この事から読み取れるのは「自分が常に正しい、周りが間違っている」という歪んだ考え方だと思います。

 

 

日本においては「リーマン」「社畜」という言葉があるように、会社に対して憎悪の感情をもつ人が多いです。

 

でも、それは大きな誤解です。会社という組織に手厚く守られているから生活できるという現実を全く見ていないです。

 

ためしに、会社を辞めたらすぐに分かります(汗)私も勢いよく起業したものの閑古鳥が鳴く日々を体験した時は社会から拒絶され断絶されたように思えました。

 

話がズレましたがまずは「自分は常に正しいわけではない」と認識を変える事が被害者意識から抜け出す第一歩だと思います。

 

すでに起業していても被害者意識

これまでは起業前の会社勤めの方に向けて書きましたがここからはすでにビジネスをしてる方向けです。

 

実は、すでに起業してビジネスをスタートさせていても被害者意識が大きい人がかなりいます。

 

やはり、「自分は正しい」という歪んだ考え方をされている事が多いです。ビジネスは結果がすべての世界です。

 

 

もちろん、色んな要因はあります。でもすべては自己責任なのです。これが会社勤めとは大きく違うところです。

 

「景気のせい」「コロナのせい」「お客様が理解してくれない」「時間がない」「売上が上がらない」・・・・

 

すべて自分の責任です。誰の責任でもありません。これは考え方の問題なのですが、もし今の自分の状況が「新型コロナのせい」と決めつけた場合、それ以上前に進む事はできなくなります。

 

思考停止して、今度は国の支援が不足しているのは問題だ!となる訳です。こうなると自助努力する可能性はどんどん減ります。やったとしても中途半端になる可能性が高いです。

 

ビジネスをしているからには厳しいですが一切の被害者意識を捨てる必要があると思います。

 

良い人に見られたくはないか?

これも先程と同じGigazineというサイトに専門家のこのような指摘が掲載されていました。

 

 

被害者であることを頻繁にアピールし他人の同情を得ようとする人は、他人からよく見られたがり、他人への共感能力にも乏しいナルシシスト的傾向がある可能性が高いことが、ブリティッシュコロンビア大学のEkin Ok氏らの調査によって示されました。調査結果が何を意味するのかについて、ペンシルバニア大学の心理学者であるコリー・クラーク氏が解説しています。

被害者の精神は「傷付けられた」「苦しめられた」などの否定的な言葉で埋め尽くされます。しかし人間は他人の苦しみに共感し、その苦しみを排除または改善するように進化してきました。その結果、他人に自分の苦しみを知らせる事は周囲の注意を引き、他人の共感や経済的支援を受け取るための効果的な戦略になり得ます。そして被害者になることは自身の報復を正当化し、特定の問題について話す時の心理的地位を獲得し、時には被害者自身が働いた不正行為についての避難を最小限に抑えることも可能です。

 

 

よく幼い子が親の気をひこうと泣きまねをする事がありますがそれに似ています。

 

ビジネスにおいて「負の要素」で他人の気を引こうとしても上手くいかないです。短期的に成功する事もあるかもしれませんが見限られるのも早いです。

 

被害者意識を基にした「良い人」はエゴであり、ビジネスでは避けなければいけない姿勢だと思います。

 

もちろん、苦しい時にはそれをアピールして気を引きたくなる心境が分からない訳ではありません。

 

実際にそのような戦術をとっている人もいます。でも私はビジネスは正直でなければ信頼を得られないと思います。

 

裏表のある事はビジネスではやってはいけない事だと思います。

 

被害者意識を捨てるには?

私は3つの事が大事だと思います。

問題にフォーカスし過ぎない

被害者意識の大きい人は自分の抱える問題に対して過大な関心をもちます。それが事態をより複雑にしていると思います。

問題を無視する訳ではありませんが「どうにかなるさ」と客観視する姿勢は必要だと思います。

そんな時は信頼できる人にアドバイスをもらうのが一番です。サッと現実に戻れるはすです。

自分を大切にする

被害者意識が高い人は極端に自分を愛しているか、または極端に自分が嫌いというケースが多いです。問題は後者です。

自分が嫌いという人は仏頂面になっています。そんな人にビジネスのお願いはしにくいです。

そして、自暴自棄な傾向があるので打たれ弱いです。ビジネスは常にサバイバルです。

まずは一番身近にいる自分を大切にしなくては乗り越えられません。

シンプルですが自分を大切にするという事は重要です。

とにかく他人のせいにしない

「ビジネスの責任はすべて自分にある」という基本的な事を守る事が大切だと思います。

何かのせいにしていたら常に「待ち」の姿勢になります。ビジネスで「待ち」はありえません。

そのためにも、自主的な考えをして少しでも前に進めるようにする事が現実を変えていきます。

厳しい考え方ですが他人のせいにしない事は大切です。

 

まとめ

今回はビジネスでは被害者意識を捨てる事が大切という事をお伝えしました。

 

被害者意識を捨てる事で一番良いのは笑顔が自然に増える事だと思います。笑顔が出るとなぜか心に余裕もでてきます。

 

“まだ前に進める!”

 

という勇気も自然に湧いてきます。ビジネスを自分の主導権で進めるためにも、何よりも結果を出すために、被害者意識はポイッと捨てたいですね!

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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