こんにちは。
新垣覚です。
私は以前から不思議に感じている事がありました。
あなたは理由はよく分からないんだけど
なぜか拘ってしまう事や熱中してしまう事、
ゆずれない事ってありませんか?
私の場合は子ども達の安全や健全育成に関する事がそうです。
とにかく理由は分からないんですが
拘ったり、熱中したり、ゆずれないんです。
それらに関わる私の行動を見てある人は
“政治家になる準備?”
とか
“誰かにやらされているの?”
とか
“大変だね。偉いね。”
とか様々な声が寄せられます。
中には売名行為と揶揄している人もいるようですが
理由はそのどれでもないんです。本当に。
何か突き動かされるようにやっているというか
理由が分からないけれど自然にその方向に向かっているという感じなのです。
だから特に地域の子どもたちの安全や環境とか教育には本当に関心があります。
その流れから最近、保護司にもなりました。
自分でもよく分からないけれど、どんどん向かう方向がハッキリしてきています。
だからといって例えば似ているけど自治会活動などにはほとんど関心がないんです。
いづれ自治会での活動もしたいですが今は全然気が向かないんです。
関係者のみなさまスミマセン。 (^_^;)
最近、ご縁があり関西京都今村組の舞台を観る機会がありました。
非行や学校や社会に馴染めなかった子どもたちを集め
踊りやダンス、パフォーマンスの場を与えて共に生き育てる
“共育”を実践している団体です。
その踊りはものすごく素晴らしくそれぞれのバックグラウンドのある子たちが・・
という枕詞は不必要なくらい完成度の高いものでした。
被災地や外国での講演をしているのも納得できました。
その座長をしている今村さんは元教員ですが学校では救いきれない子たち
がいてそれをどうにかしたいとこの団体を作ったそうです。
その今村さんが舞台でこんな事を言ってました。
“誰もが心に穴をもっている。
その穴を埋めようと、ある子は非行に走ったりする。”
あぁ、これか!
とものすごく腑に落ちました。
確かに誰でも心に穴がある。子どもだけではない。
深い穴、浅い穴、大きな穴、複数の穴・・・
多分人によってさまざまなのだろう。
その穴の存在に気づくと気づかないと
人は自然にその穴を埋めるために動いているんだと。
私の心の中にも人には言えないドロドロしたものや
真っ黒いものがたくさんある。
でもそんなものが無い人なんていないと思う。
みんなそんな心の闇をもっている。
その心の闇が心の穴の一部なんだと感じている。
全てではないけど。
私が自分の心の穴を埋めようとせっせと地域の事や子どもたちの事をしているのかもしれない。
それが突き動かされるような感情として自覚しているんじゃないだろうか?
人によってはそれがギャンブルかもしれないし
酒かもしれない。スポーツに打ち込む事かもしれない。
旅をする事かもしれない。
とにかく理由は分からないんだけど自然に向かっている。
嫌な感じとかやらされている感じとかは全く無いそんな状態が
あなたにもありませんか?
おそらくこの心の穴は現世だけのものではないようにも感じています。
人によってはカルマという表現をしますが一種逃れられないものなんでしょうね。
まぁ、そのようなスピリチュアル的な見方は置いておいて
もし、心が自然に向かう方向性があるならそれは心の穴を埋めたがっているんだと思う。
それが必要だから、楽しいから、やらずにはいられないから、理由は色々あるはずだけど向かってしまう。
だから、自然と心が向かう事は止めたらいけないと思う。
あっ、これが酒やギャンブルとか公序良俗に違反するものはダメだけど。
でもそういうものに心が向かうなら、どんな心の穴があるか?
しっかり自分と向き合えるきっかけにならないかな?
苦しいけれど。辛いけれど。
私の心の穴をライトで照らしてみると色んな事が分かりました。
子どもたちへの活動を通して私は自分の心のドロドロを減らしたかった。
ドロドロの変わりに綺麗な土で心の穴を埋めたがっていた。
これが私の心の穴の正体の一部だと分かりました。
こう書くと非常に偽善的にとらえる方もいるかもしれませんがこれは心の穴を分析した結果で私自身としてはほとんど意識していなかった事なんです。今まで。
だからずっと疑問に思ってきた・・・
理由はよく分からないんだけど
なぜか拘ってしまう事や熱中してしまう事、
ゆずれない事
の正体が分かった気がします。
あなたは自分の心の穴を直視できますか?
勇気があれば一度覗いてみてはいかがでしょう?
新しい今まで気づけなかった自分に出会えるかもしれませんよ。
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